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vol. 048  ウィーンフォルクスオーパー「こうもり」
■ 公演名 ウィーンフォルクスオーパー「こうもり」
■ 劇場名 東京文化会館
■ 観劇日 2012年5月15日18:30開演



























     今年のオペラ、前半は日本舞台芸術振興会による

     ウィーンフォルクスオーパーが最大の目玉商品。


     
    今回は多くのファンを持つ有名な「こうもり」と「メリー・ウィドウ」の
    2つのオペレッタに「ウィンザーの陽気な女房たち」を加えた3演目が
    上演される。



          先ずは「こうもり」。


      上野東京文化会館大ホールはいつになく空席が見える。

      しかしヨハン・シュトラウスの有名な前奏曲が終わると
      一気に熱気が上がり第一幕へ。


     笑いをふんだんに盛り込んだオペレッタの傑作「こうもり」は
     最後迄観客を引き付けて2回の20分休憩も効果的。



     何回かこの作品を観ている私も毎回同じように愉しめる
     不思議な作品だ。


    オペラ初心者には是非ともこういった曲から入門して貰いたい。












      
# by keachy | 2012-05-16 23:31 | 番外編 | Trackback
vol. 047 「シズウェは死んだ!?」
■ 公演名 「シズウェは死んだ!?」
■ 劇場名  赤坂REDシアター
■ 観劇日  2012年5月15日(火)14:00開演
■ 作    アソル・フガード
■ 演出   鵜山仁
■ 出演者  川野太郎
      嵐芳三郎


























     地人会新社、第一回公演「シズウェは死んだ!?」。


    本来この作品は渡辺徹主演だったが糖尿病の為降板し
    川野太郎が代役になった。 渡辺徹の鬼気迫る演技を
    楽しみにしていた私だったが致し方ない、同世代の
    イケメン俳優川野太郎を観に行く。


    南アフリカの黒人差別を描いたハートフルなストーリー、
    同じ人間なのにづしてここ迄差別されるのだろうか。

      この作品には登場人物は2人、それも嵐芳三郎は
      二役をこなす。

      この嵐芳三郎が実に見事な演技を見せ次第に
      観客を当時の南アフリカに誘う。

    表面上コミカルな舞台ながら底には南アフリカの
    アパルトヘイトに苦しめられた黒人達の苦悩を描く。

    既に我々は差別の悲しさや戦争の悲惨さを知っているが
    今でも何処かで人が殺し合い、まだまだ人間は愚かなのだ。


     昨年この作者、アソル・フガードは是迄の業績を
     認められトニー賞特別功労賞を受賞。

     1974年ロンドンで年間最優秀戯曲に選ばれた
     作品にも納得がいく。


    川野太郎は歳をとったが劇中シャツを脱ぐとその身体は
    若々しい、渡辺徹は果たして同じように脱いだだろうか。








      
# by keachy | 2012-05-15 22:13 | バッカーズ推薦 | Trackback
vol. 46 「ミッション」
■ 公演名 「ミッション」
■ 劇場名  シアタートラム
■ 観劇日  2012年5月13日(日)13:00開演
■ 作    前川知大
■ 演出   小川絵梨子
■ 出演者  浜田信也
      安井順平
      岩本幸子  他



























      まったくこの前川知大という男の頭の
      中はどうなっているのだろうか。


     毎回そんな楽しみを期待しイキウメを観に行く。


      
    残念ながら日曜日の昼下り、シアタートラムは満席には
    なっていないが、相変わらずのイキウメファンが
    詰めかけている。   

    イキウメの舞台は脚本前川知大の独特な発想によって
    開花しているのだ。

    今回は全ての事には意味があるという考えを持つ
    多少宗教がかった人間と普通の人間の間に起こる
    ありがちな話だが、前川は深くそこに斬り込んでいく。



     読売演劇大賞受賞は記憶に新しいが毎回彼の視点は
     驚く程面白い。

     劇団「イキウメ」には看板男優浜田信也と安井順平が
     常に素晴らしい演技を魅せてくれるが今回も正に二人の
     独壇場。

     脇役陣も演技が上達し次第に完成度を高めている。



     かなりクセのあるイキウメ、今後も目が離せない。





# by keachy | 2012-05-13 22:50 | Trackback
vol. 45 「軍鶏307・改定版」
■ 公演名 「軍鶏307・改定版」
■ 劇場名  すみだパークスタジオ
■ 観劇日  2012年5月11日(金)19:30開演
■ 作    サジキドウジ
■ 演出   東憲司
■ 出演者  中井理恵
      稲葉能敬
      板垣桃子  他






春の劇団桟敷童子の公演は「軍鶏307」
の再演、だから改訂版となっている。












     スカイツリーの完成と共に俄かに脚光を浴び始めた墨田区、

      その更に何にも無い所にすみだパークスタジオはある。

      劇団桟敷童子がここを本拠地に活動して数年経つが
      舞台装置から会場設営、切符切りから席の案内迄
      全て団員がやる。

      今しがた席に案内してくれた人がいきなり役者として
      目の前に現れる劇団は今やあまり無い。


    劇団桟敷童子は日本の地方に伝えられる民話や戦争から
    題材を取っている作品が多いが今回は昭和18年、終戦で
    恥辱を受けた女達を介護する能嶋病院が舞台だ。


     そこの番地から307と呼ばれるこの病院にある日
     従軍看護婦興櫓木桜が帰国して物語は始まる。
     
     戦争反対をテーマに人間の愚かさを見せ、最後は
     母親の亡くした息子に対する愛を謳う。


    初日だが再演の為か完成された舞台、今回は公演の
    前半と後半で幾つかの役を入れ換える試み。


    パンフレットの挨拶文で

       「馬鹿な事を思い切りやろうと旗揚げした」と

     主宰であり作・演出もこなす東憲司は書いているが、
     満席の会場の熱気は貴方が馬鹿でない事を証明している。






# by keachy | 2012-05-11 23:14 | Trackback
vol. 44 「負傷者16人」
■ 公演名 「負傷者16人」
■ 劇場名  新国立劇場
■ 観劇日  2012年5月7日14:00開演
■ 作    エリアム・クライエム
■ 演出   宮田慶子
■ 出演者  益岡徹
      あめくちみちこ
      井上芳雄   他





新国立劇場、ブロードウェイで絶賛
された問題作が初演された。













    ユダヤ人やパレスチナ問題を軸にオランダの
    小さなパン屋での出来事を舞台化している。


      私の想像を覆す重厚な物語を芸達者な俳優陣が
      素晴らしい演技を見せる。

      
     益岡徹、あめくちみちこ、井上芳雄、東風万智子。

     いずれも持ち味を発揮させる役どころで特にパン屋の
     主人ハンスの益岡徹が良い。

     またいつもチラシで見るミュージカルスターの彼からは
     想像も出来ない井上芳雄のパレスチナ人テロリストとしての
     人間的葛藤、若きテロリストが手に入れた束の間の
     幸せと自分が成すべき任務との狭間を表現した。



   当日ラッキーにもテレビカメラが入って俳優陣は更にヒートアップ
   しただろうが今年の話題作である事に間違いない。







# by keachy | 2012-05-07 23:04 | Trackback
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